- Google、対話型ジェネレーティブ AI サービス「Bard」が 2 か月ぶりに更新
- 「Gmail」「Google ドキュメント」「Google ドライブ」の情報を操作できる拡張機能「Bard Extensions」提供
- 日本ではまだ利用できず
Google は 2023 年 9 月 18 日(月)、対話型ジェネレーティブ AI サービス「Bard」を 2 か月ぶりに更新し、「Gmail」「Google ドキュメント」「Google ドライブ」に「Bard」がアクセスし情報を操作できる拡張機能「Bard Extensions」を提供開始しました。
今回提供開始された「Bard」拡張機能「Bard Extensions」は、「Bard」が「Google Workspace」のユーザーデータにアクセスすることで、ユーザーが保持するコンテンツに対する質問や検索、要約や回答を「Bard」から得ることができる機能です。例えば「Google ドライブ」に履歴書ファイルを保存している場合に「Bard」に対して “Google ドライブから[2023 年 5 月]というタイトルの履歴書を見つけて、それを会話形式に要約して” と依頼すると、その通りに「Bard」がファイルを見つけてさらに会話形式に要約してくれます。
この「Bard Extensions」のポイントは「Bard」が「Google Workspace」ユーザーデータにアクセスするという点ですが、そこで取得されたアクセスデータが「Bard」のトレーニングなどに用いられることはない模様。つまり、ユーザーデータを「Bard」の AI モデルトレーニングに用いられたり、コンテンツ回覧時に表示される広告用のデータとして用いられたりする心配はありません。また拡張機能ということで、「Bard Extensions」自体を OFF にすることも可能です。
ただ残念なことに、今回提供開始された「Bard」拡張機能「Bard Extensions」は、日本ではまだ提供されていません。現在は英語環境での提供となりますが、今後多言語に提供拡大されると予想されます。
Source:Google Bard