- 「タナックス」、ワイヤレス Android Auto 対応バイク用スマートモニター「スマートライドモニター AIO-5 Lite(SRS-001)」の正式発表を延期
- 技術基準適合証明と適法品として安心して使ってもらうために確認を重ねているため
- W56 +「DFS」仕様のバイク用ワイヤレス Android Auto スマートモニターは一筋縄ではいかない模様
バイク用品メーカー「タナックス」は 2023 年 9 月 25 日(月)、2023 年 9 月下旬正式発表予定としてティザー動画を公開し実機の展示会も開催した Android Auto / CarPlay 対応バイク用スマートモニター「スマートライドモニター AIO-5 Lite(SRS-001)」の、正式発表延期を発表しました。
「スマートライドモニター AIO-5 Lite(SRS-001)」が正式発表延期となる理由は、「スマートライドモニター AIO-5 Lite(SRS-001)」が技術基準適合証明と適法品(合法品)として安心して使ってもらうために確認を重ねているため、としています。
SRS-001 タナックス版 スマートライドシステム AIO5liteについては、技適合格と適法品として安心して皆様に使って頂ける様に確認を重ねてます。正式発表まで少し時間をいただきますが、よろしくお願い申し上げます。
ワイヤレス Android Auto では Wi-Fi 5GHz が用いられるのですが、「スマートライドモニター AIO-5 Lite(SRS-001)」は日本国内における Wi-Fi 5GHz の屋外利用条件を考慮し、Wi-Fi 5.6GHz(W56)+「DFS(Dynamic Frequency Selection)」処理機能を実装していることは製品仕様から明らかとなっています。しかしやはり、その W56 +「DFS」仕様は一筋縄ではいかない模様です。
これは、W56 対応にもかかわらず ”開発最終段階で通信システムを法令に合致させる際に問題が発生したため” として実質的に発売中止の発売延期を発表したデイトナ「モトスマートモニター(品番:23333)」と、実質的に同じ状態。「タナックス」の場合は今のところ単に正式発表延期なのでまだ望みはありますが、正直不穏です。
それにしても日本におけるバイク用のワイヤレス Android Auto は、あまりにもハードルが高すぎるようにも思えます。電波の話なので私のような素人があーだこーだ言える立場にはありませんが、電波干渉の問題をクリアする新たな何らかの打開策を打った上で、規制緩和をして欲しいところ。
このままでは、日本国内におけるバイク用ワイヤレス Android Auto は法律に阻まれて発展できません。せっかくバイク需要が高まっているというのに。
というか、もうバイク用 Android Auto は有線接続オンリーで良くないですか?
SRS-001 タナックス版 スマートライドシステム AIO5liteについては、技適合格と適法品として安心して皆様に使って頂ける様に確認を重ねてます。正式発表まで少し時間をいただきますが、よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/p2LOjZkCXU
— タナックス営業部【微公式】 (@tanaxsales) September 25, 2023