News Article headline Article headline BlogPosting headline Speakable markup example
Android Wear 2.0

Android Wear 2.0でなくなったiPhoneペアリング運用の劣等感

私は、2 月に入手した Android Wear 2.0 搭載スマートウォッチ「LG Watch Sport」を「iPhone 7 Plus」に接続して運用しています。だいたい 1 か月くらいですかね。

これまでいろいろとお伝えしてきた通り Android Wear 2.0 ではいろいろな追加機能や変更などが行われているのですが、私個人的には iPhone(iOS)とのペアリング運用における Android Wear の劣等感がほぼなくなったと感じています。今回はそんなお話です。

Android Wear 1.5 以下では使い物にならなかった

Android Wear 1.5 以下のバージョンでは正直、Android Wear の iPhone ペアリング運用がほぼ使い物にならないと感じていました。Android とペアリングして運用するのと比べると多く機能が利用できなかったからです。例えば Wi-Fi 運用とか「インタラクティブウォッチフェイス」とか。

Android Wear 2.0 が発表され Google Play やスタンドアロンアプリの対応が明らかとなった時点でも、iPhone とのペアリング運用は期待していませんでした。その時点ではまだ実際に触ったわけではなく、あくまでも発表内容から想像するしかなかったからです。

「LG Watch Sport」を入手して

実際に Android Wear 2.0 を搭載している「LG Watch Sport」を入手し「iPhone 7 Plus」とペアリングしてみて、その想像が間違っていたことを思い知らされました。Android Wear 2.0 になってかなりの変更が行われているなかで、特に iPhone とペアリングしての運用が大分最適化されていたからです。

Wi-Fi 通信に対応していた

まず Android Wear 2.0 では iPhone とのペアリング時でも Wi-Fi 通信が利用できるようになりました。これは Google Play に対応したためにアプリをインストールする機能が追加されたわけですが、その際に基本的のは Wi-Fi に接続してアプリファイルをダウンロードするためです。もちろん iPhone との接続が切れている時に Android Wear を Wi-Fi に接続して単体運用することもできます。

進化した「インタラクティブウォッチフェイス」にも対応

次に「インタラクティブウォッチフェイス」にも正式対応しました。iPhone とのペアリング運用時は少なくとも Android Wear 1.3 では「インタラクティブウォッチフェイス」に非対応となっていたので、一気に利便性が増したことになります。

ちなみに「インタラクティブウォッチフェイス」はウォッチフェイスの任意の箇所にタッチ操作による機能を割り当てて、その箇所をタッチすることで情報を呼び出す機能です。例えばバッテリーアイコンを配置してそこをタッチすることでバッテリー情報を呼び出すなどの操作ができます。Android Wear 2.0 ではこの「インタラクティブウォッチフェイス」のカスタマイズ性が向上しているのですが、iPhone とのペアリング時でも機能が省かれることなく Android とペアリングしている時と同じようにウォッチフェイスをカスタマイズすることができるようになっています。

Android Wear 2.0 は Android

つまり iPhone とのペアイング時でも Android とペアリングして運用するのとほぼ同じように利用できるようになったということです。一応母艦機側の Android Wear アプリの仕様に若干の違いがあったり、iPhone 版 Android Wear アプリでは一部日本語表記に対応していなかったりと若干の違いはありますが、特に気にならずに利用することはできます。

また iPhone の場合は 1 台の iPhone に 1 台の Android Wear しかペアリングすることができません。Android の場合は複数の Android Wear をペアリングすることができるので、この辺は異なります。とはいえ、複数の Android Wear をペアリングして運用するという方があまり現実的ではないので気にはならないですよね。

このほか Google Play に対応したことでデスクトップ版 Google Play か遠隔で Android Wear にアプリをインストールしたり「Android デバイスマネージャー」を利用したりなども、iPhone とのペアリング時で同じように利用することができます。

要は Android Wear 2.0 になって Android Wear が 1 台の Android のようなデバイスに進化したというのが一番わかりやすい例えかと思います。Android Wear 2.0 では Google アカウントも複数登録できたりするので、まさに Android です。

特に既存モデルのアップデートが楽しみ

私は今回この “なくなった劣等感” を Android Wear 2.0 を初期搭載している「LG Watch Sport」で体感していますが、既存の Android Wear 1.5 搭載機種が Android Wear 2.0 にアップデートされるとよりわかりやすくそれを体感することになるかと思います。私の手元にも現在 Android Wear 2.0 へのアップデート待ちとなっている「Moto 360 Sport」がスタンバっているので、これのアップデートは非常に楽しみですね。

既に「Fossil Q シリーズ」や「Huawei Watch」などに Android Wear 2.0 へのアップデートが順次配信開始されているようなので、もしアップデートが配信されて、更に iPhone を持っている場合は是非ペアリングして運用することをオススメします。Android とのペアリングを比較できるとよりその進化を目の当たりにすることでしょう。

先日のお詫び

昨日は題名だけの記事を公開してしまい申し訳ございませんでした。本来はこの記事を 3 月 22 日に公開予定だったのですが、思いもよらず「Android O Developer Preview」が配信されてしまったのでそちらの記事に集中していたところ、3 月 22 日 6 時公開に予約設定していた題名だけの記事を消し忘れてしまっていたために、その題名だけの記事が公開されてしまったわけです。

改めて、先日は大変申し訳ございませんでした。

この記事をシェア

執筆者情報:石井 順(管理人)

今では月間最高 190 万 PV を誇る、運営歴 10 年以上の当サイト「Jetstream BLOG」管理人です。海外ガジェットの個人輸入や EC サイト運営、Google 公式認定プログラム「Google ヘルプヒーロー」での活動を経て、国内外ガジェット情報や Google 系アプリ / サービスの新機能情報など、当サイトを通して幅広く発信しています。

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。